入れ歯
- 入れ歯を固定する天然歯に負担がかかることがあります
- 個人差や使用方法等により、人工歯の擦り減りや稀に割れたり壊れる可能性があります
- 土台となるご自身の歯を削ったり、神経の処置が必要となることがあります
- 金属を使用する義歯では、金属の種類によってはアレルギーがでる可能性があります
- 使用直後は口腔内に馴染むまで調整や慣れに時間がかかることがあります
- 加齢によるお口の中の変化により、定期的に調整が必要になる可能性があります
快適な食事と会話をサポートする、ぴったりの入れ歯を

入れ歯は、歯を失った部分に取り付ける人工の歯です。
歯の喪失は、単に見た目の問題だけでなく、食事や会話、さらには口腔内の健康に大きな影響を及ぼします。
入れ歯を使用することで、失った歯を補い、日常生活の質を大きく向上させることができます。
適切な入れ歯は、食べ物をしっかり噛むことができ、自然な発音が可能になります。
入れ歯を使うメリット
見た目の改善
歯を失ったままだと、口元の見た目に大きな影響を与えます。
入れ歯を使用することで、自然な笑顔を取り戻し、自信を持って人と会話を楽しめます。
現代の入れ歯は、人工歯の色や形を自然な歯に近づけることができ、見た目にも配慮されています。
しっかり噛める
歯がなくなった部分を入れ歯で補うことで、食べ物をしっかりと噛むことができます。
噛む力が回復することで、食事の楽しみが戻り、栄養の摂取も改善されます。
歯を使って食べる感覚は、食事の満足度を高めるだけでなく、消化にも良い影響を与えます。
会話がしやすくなる
歯を失ったままだと、発音に支障をきたすことがあります。
入れ歯を使用することで、発音が改善され、スムーズに会話ができるようになります。
特に言葉の発音に敏感な方にとって、入れ歯の装着は大きな改善をもたらします。
入れ歯の種類
入れ歯にはいくつかの種類があり、患者さまの口腔内の状態やライフスタイルに合わせて選択することが重要です。
以下は代表的な入れ歯の種類です。
総入れ歯

総入れ歯は、すべての歯を失った場合に使用されるタイプです。
上顎または下顎に装着するもので、歯茎にぴったりとフィットし、安定感を持って使用できます。
取り外し可能なタイプもありますが、最近では精密な作りで違和感なく使用できるものも増えています。
部分入れ歯

部分入れ歯は、いくつかの歯を失った場合に使用するタイプです。
失った歯の隣にある健康な歯に金具を取り付け、入れ歯を支えます。
部分入れ歯は取り外しができ、定期的に調整が必要ですが、入れ歯を使用することで噛む力を回復し、自然な見た目を維持できます。
入れ歯の選び方

自分の生活スタイルに合ったタイプを選ぶ
入れ歯を選ぶ際には、まず自分の生活スタイルに合わせたタイプを選ぶことが大切です。
例えば、取り外し可能な部分入れ歯は、歯を磨いたり洗浄したりする際に便利ですが、長時間使用する場合には安定性のあるブリッジやインプラントのほうが適していることもあります。
口腔内の状態を考慮する
入れ歯の選択には、口腔内の健康状態も重要です。
歯茎の状態や残っている歯の数、骨の状態などに応じて、最適な入れ歯が決まります。
歯科医師による診察と相談を通じて、最も適した治療方法を選ぶことができます。
見た目を重視する
入れ歯の見た目は、日常生活での自信にも繋がります。
最近では、人工歯の色や形が自然な歯に近いものが増えており、目立たないタイプの入れ歯も登場しています。
美しさを重視する方には、セラミック製の入れ歯や透明感のある歯肉部分を持つ入れ歯が選ばれることが多いです。
保険の入れ歯と自費の入れ歯
入れ歯には、保険適用のものと自費診療のものがあります。
それぞれに特徴やメリット・デメリットがあり、患者さまのご希望や口腔内の状態に応じて選択することが重要です。
保険の入れ歯
保険適用の入れ歯は、国の健康保険制度に基づいて、一定の基準内で治療が行われます。
主にプラスチック製の素材が使用され、安価で手に入るのが特徴です。以下は、保険の入れ歯の主な特徴です。
素材
基本的にアクリル樹脂を使用しており、比較的安価です。
仕上がり
適切に調整されていても、やや厚みがあり、フィット感が自費のものに比べて劣ることがあります。
また、見た目の自然さが限られています。
装着感
フィット感や装着感において、自費診療の入れ歯と比べると違和感を感じることがあるかもしれません。
治療期間
比較的短期間で作成できるため、早急に治療が必要な方には適しています。
保険の入れ歯は、費用が安く抑えられるため、経済的に負担が少ない点がメリットです。
しかし、素材や仕上がりに制約があるため、長期的な使用を考えると、装着感や見た目に不安を感じることもあります。
自費の入れ歯
自費診療で作る入れ歯は、保険診療と比べて選べる素材やデザインに自由度が高く、仕上がりや使用感が向上します。
以下は、自費入れ歯の特徴です。
素材
金属やセラミック、コンポジットレジンなど、高品質な素材を使用することができます。
これにより、見た目の美しさや強度、耐久性が向上します。
仕上がり
非常に精密に作られるため、フィット感や装着感が良好で、自然な見た目の入れ歯を作成することができます。
特に、金属のクラスプを使わずに作る「ノンクラスプデンチャー」や、より審美的に優れた「インプラント入れ歯」なども選択肢としてあります。
装着感
素材や製法にこだわるため、口の中にぴったりフィットし、違和感を感じにくいです。
また、軽量であり、長時間使用しても疲れにくいことが特徴です。
治療期間
治療期間は保険の入れ歯よりも長くかかる場合がありますが、その分仕上がりに時間をかけて調整を行います。
自費の入れ歯は、見た目や使用感にこだわりがある方に特におすすめです。
高品質な素材を使用するため、耐久性が高く、快適に長期間使用できる点が魅力です。
自費の入れ歯のメリット
自費の入れ歯には、保険の入れ歯と比較してさまざまなメリットがあります。
以下に、いくつかの重要な点を挙げてみましょう。
見た目の美しさ

自費入れ歯では、歯の色や形、さらには歯茎の部分までこだわり、自然な仕上がりにすることが可能です。
例えば、金属のバネを使用せず、目立たない素材で作る「ノンクラスプデンチャー」や、セラミック製の歯を使った入れ歯などがあります。
これにより、入れ歯を装着していることがほとんどわからないほど自然な見た目が実現できます。
一方、保険の入れ歯は、どうしても見た目に限界があり、特に金具が目立つことが多いです。
外見にこだわる方にとっては、自費の入れ歯が非常に大きなメリットとなります。
精密な調整と快適な装着感

自費入れ歯は、患者さま一人ひとりの口腔内に合わせて作製されるため、保険入れ歯よりも装着感が優れています。
素材や設計に工夫が施されており、細かな調整を繰り返し行うことで、入れ歯の違和感や痛みを最小限に抑え自然な使用感を実現できます。
食事や会話をスムーズに楽しむことができるようになります。
特に、長期間使用することを考えると、自費の入れ歯はより快適に過ごせる選択肢となります。
一方、保険の入れ歯は、治療に制限があり、全体的に一律の設計になりがちです。
そのため、調整においても少しの違和感を感じることがあるかもしれません。
耐久性と長寿命

自費の入れ歯は、使用される素材が高品質なため、耐久性が高く、長期間使用できます。
例えば、金属のフレームを使用することで、強度が向上し、割れやすさが少なくなります。
セラミックやジルコニアなどの耐久性に優れた素材は、長期間にわたり見た目も性能も維持されます。
一方、保険の入れ歯は素材の制約があるため、どうしても使用しているうちに摩耗したり、割れやすくなったりすることがあります。
特に強度が求められる場合には、自費の入れ歯のほうが長持ちすることが多いです。
入れ歯を快適に使うためのコツ

定期的な調整を受ける
入れ歯は、最初に作った時から数ヶ月後に調整が必要なことがあります。
歯茎の形状や口の中の状態は時間とともに変化するため、定期的な調整を受けることで、入れ歯のフィット感を保つことができます。
入れ歯の手入れを欠かさない
入れ歯は取り外し可能なため、毎日の手入れが重要です。
食後に入れ歯を取り外して、専用のブラシで丁寧に洗浄することが推奨されます。
入れ歯を清潔に保つことで、口腔内の健康も守り、快適に使い続けることができます。
入れ歯の使用感に慣れる
最初のうちは、入れ歯に慣れるまで少し時間がかかるかもしれません。
食べ物を噛んだり、話す際に違和感があることがありますが、少しずつ使い続けることで自然と馴染んでいきます。
入れ歯治療概要
入れ歯治療の流れ
step1. 診査・診断
顎の状態の把握のため、口腔内診査・レントゲン撮影など術前検査をしっかりと行います。
お口の中の状態を把握しと入れ歯の設計、治療計画を立てます。
step2. 印象採得
顎の形のに合わせた患者様専用の型枠で型取りをいたします。
step3. 咬合採得
噛み合わせを取ります。
step4. 義歯完成
完成した入れ歯を入れて調整します。
治療期間・回数(※状態・本数によって変わります)
治療期間 |
準備中 |
治療回数 |
準備中 |
費用(※症状によって金額は変わります) |
準備中 |
リスク・副作用 |
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入れ歯は、歯を失った部分に人工の歯を補うことで、食事や会話、見た目を改善する非常に重要な治療法です。入れ歯の種類や選び方は、患者さまの状態やライフスタイルに合わせて最適なものを選ぶことが大切です。
保険の入れ歯は安価で手に入れやすいですが、見た目や装着感に限界があり、長期間使用する場合には不安を感じることがあります。自費の入れ歯は、見た目の美しさや快適な装着感、耐久性に優れており、長期間にわたって安心して使用できるメリットがあります。入れ歯を選ぶ際には、コストや見た目、快適さ、耐久性などを考慮して、最適な治療法を選ぶことが大切です。
また、快適な入れ歯を使い続けるためには、定期的な調整と手入れが必要です。
当院では、患者さまにぴったりの入れ歯を提供し、生活の質を向上させるサポートを行っております。お気軽にご相談ください。